REPORT
― CDジャケットに驚記 ―

 ある音楽雑誌に掲載されていた SKID ROW のアルバム・ジャケットを見ながら、なんだか見覚えがあるような気がして暫く眺めてしまった。そして、もしや...と CARAVAGGIO画集を開いてみたら...(笑)。その後にも SLAYERのトリビュート・アルバムのジャケットに見覚えのある顔が...。ということで、2作品を紹介したいと思います。皆さんもこのような例を見つけたらお知らせ下さい(^^)
   


Seppelimento di S.Lucia
  
「SLAVE TO THE GRIND」
SKID ROW
        
 シラクサのサンタ・ルチア聖堂の「聖ルキアの埋葬」である。婚約者にキリスト教信者と密告され殉教した聖女ルキアの死を悲しむ参列者達。彼らの苦悩を描いている。中央の助祭の赤いガウンに注目。
 聖女を埋葬するための二人の墓掘人夫を前面に置く構図は意表を突いてなかなか興味深い。ドラマチックな構図を得意とする画家らしさが出ていると思う。         
 アメリカはニュージャージー出身(セバスチャンはカナダ出身)のハードロック・バンド SKID ROW の’91年のアルバム「SLAVE TO THE GRIND」のジャケットである。このJKを手掛けたのはVocalのSebastian Bach の父上だそうだ。きっとCARAVAGGIOのファンなのだろう(^^)。オリジナルの絵中央、助祭の赤いガウンが赤いネクタイになっているところなど、結構凝っていて面白い。
 ちなみに聴いてみて"Quicksand Jesus"が気に入りました(^^)。
 SKID ROW 「SLAVE TO THE GRIND」のアートワークを手掛けた David Bierk氏が、
2002年8月28日に亡くなられました。
SKID ROWのVocalであった子息のSebastian Bachが亡き父上の思い出を語っています。
 
 1989年、SKID ROWの1stアルバムが発売された。世界中で1000万枚を売り上げ、 カナダにおいてトリプルプラチナムを手にすることが出来た。俺たちは立ち止まることはなかった。
 そして次のアルバムカバーを手がけてもらうために、最も素晴らしいアーティストに連絡を取った。David Bierkだ。
 歌詞と下絵のFAXが父さんとバンドの間を往復した。Slave To The Grindのカバーは実現した。父さんは、友達や家族をモデルに見立て、CDのブックレットにもなった16フィート×7フィートの壁画を完成させたんだ。
 1991年、アルバムが発売となった。父さんでさえ、その結果は予測できなかった。このピーターボロの父親と息子によるコラボレーションは、7年前のマイケル・ジャクソンの"Bad"以来、初のビルボード初登場1位となったんだ。アメリカでダブルプラチナムを獲得し、世界中で400万枚を売り上げた。
 この年、父さんはローリングストーン誌の 名誉ある"Album Cover of the year"を受賞した

                                Sebastian Bach " Like Father Love,Son"     

          引用を承諾してくださった Sebastian Bach's Support site BRING 'EM BACH ALIVE!
                http://www.kiss.ac/~baz/beba/ の チカさん に感謝!
                                    
                                        2002/12/05 記
 


Testa di Medusa
 

「STRAIGHT TO HELL」
V.A.
   
        
 ウフィッツィ美術館所蔵の傑作「メドゥーサの首」。円形の楯に描かれたMEDUSAの苦痛の形相は異様で、見るものを魅了する。切られた首からの血飛沫も鮮烈で、一度見たら忘れられない作品だ。見るものを死に追いやるMEDUSAが、ここでは見た者を虜にしてしまう作品となっている(^^;。MEDUSAは女性であるが男性の若者として描かれているのが興味深い。  スラッシュ・メタルの雄SLAYERのトリビュート・アルバム「STRAIGHT TO HELL」(’99年)のジャケット。いかにもデザイナーが作ったという感じがする。タイトルもいかにもで(笑)。参加バンドは BRUTAL TRUTH、HYPOCRISY 他、所謂デス系ですね(^^;。
 ちなみに聴いてみて"South Of Heaven"は名曲だと思いました。

2001/04/30 UP
2002/12/05追記

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